出会い
長野県の上田に出かけたとき
運命の出会いをしました。
数年前
学生時代からお世話になっていた方からいただいたハトのシュガーポット。
真っ赤ないでたちがかわいくてとても気に入っていたのだけれど、
どこのものなのか聞きそびれ、
くださった方も本当に残念なことに亡くなってしまい不明のまま
シュガーポットだけをかざっていたのです。
ところが、先日上田でお蕎麦を食べ、せっかく隣だからと
たちよった池波正太郎真田太平記館の売店に真っ赤な子バトが。
あの鳩には子どもがいたのか!
と運命の出会いに感動して連れて帰ってきました。
帰宅後調べてみると、
上田では大正から昭和の初期にかけて活躍した山本鼎という洋画家が
ロシア滞在中に出会った美しい農村の工芸品に感動し、
大正8年に農村青年を対象に制作講習をはじめた「農民芸術」という運動があり、
信州の農民の長い農閑期を有効に生かし、農民一人一人の手仕事から美術作品が生まれると教育、啓蒙したそうで、
地元の木材をつかった木彫りの作品は今でも「農民芸術」の大きなジャンルのひとつなんだそう。
この鳩親子も地元の白樺の木から手彫りでつくらたれもの。
子バトとの出会いでこの作品たちがどのようなものなのかもわかり、
親子になった鳥たちはわが家にすっかり仲間いりです。
ラッピングにも
先日
店のDMを作ってくれており
宮城県塩釜市でギャラリー「ビルドフルーガス」をしている友人が
マスキングテープ宮城教室を開催。
かわいいマスキングテープ
宮城県限定の魚柄と
東北限定の東北の幸や土産物柄を
思わず頼んでしまいました!
今週土曜からの
吉田弥幸 ミニ個展の
かわいい雰囲気に合いそう。
このマスキングテープでラッピングをしようかと楽しみに考え中です。
秋の装い
山の恵みで
店内も秋らしくなっています。
てづくりの出会いへ
先日、
清澄白河の楽庵でおこなわれている
「Watch×Cloth 手作り時計と革や染布の作品展 」へいってきました。
手作り腕時計作家のenさんと明・衣さん二人の作品展。
私も愛用させていただいている
明・衣さんの時計はセミオーダーで作っていただいたもの。
いつもはあまり時計をしませんが、
他にはないアクセサリー感覚の時計で
洋服にもとても合うので気に入っています。
この日はenさんが在廊されていて、
面白いモチーフの魅力的な型染めや
手作り靴もかわいくて惹かれました。
せっかく清澄白河まできたので、
ヨーガンレールにも。
面白いものとの出会いがありました。
ちょうど
楽庵とヨーガンレールの間にあった
楽庵オーナーもオススメのパン屋さん。
いくつか買ってみました。
朝の楽しみに。
そこから場所を移して
日本橋高島屋へ。
「用の美とこころ 民藝展」
民藝の器や家具などが一同に会し、
昔ながらのよき民藝品を楽しむことができ、
他階では現代の作家の作品、そして
真木テキスタイルスタジオも!!
お馴染みのスタッフさんがいらして嬉しい再会でした。
それから同時開催の「デザイナー芹沢�笘介の世界」を拝見。
紅型から着想し作り出した代表的な型染め作品や世界中から
収集した民芸品の数々。
アフリカやインドネシアの見事な民芸に圧倒されました。
「Watch×Cloth 手作り時計と革や染布の作品展 」は21日まで
「用の美とこころ 民藝展」は23日までの会期だそう。
お近くへ行かれる方やご興味のあるかたはぜひ!
草木
お休みの今日は
気になっていた展示会へ。
菊池寛実記念 智美術館で開催中の
「陶の空間・草木の空間 ―川崎毅と関島寿子」展
ぶどうやあけびというと
即カゴをイメージしてしまう毎日ですが
関島さんの作る
全く違うアプローチの草木。
オブジェ
だけれどもオブジェと
一口に言ってしまうだけに留まらない形態をし、力強く、柔らな作品たち。
ちなみに
くるみを使った作品が多いのも興味深かったです。
陶の家々は息子の心を捉えたようで、
誰が住んでるんだろう~、
海が迫ってるね、と話しながら
見てまわりました。
初めて訪れた智美術館、
玄関のデザインも素敵で
以前知り合いの方に見ものよ、
とオススメいただいていた
ガラスでできた螺旋階段の手すり
(これも作品のひとつでした)も
光を受けてとても美しく
穏やかに輝きを放っていました。
重要文化財の洋館は毎月1.2回
公開されるそう。
それもとても気になります!
ぜひ行きたい。
外にでたとたん、反動のように
広いアプローチで走り回る息子…。
今月28日までの会期だそうです。
カゴにとどまらず、草木にご興味のある方はぜひ。
圧倒的な自然
夏になると行きたくなる場所があります。
仙台のころからのおきゃくさま、
私が学生時代からお世話になっているご夫婦が営む宿。
携帯の電波も入らない、見渡す限りの圧倒的な自然に囲まれた場所。
いつかはこんなところに住みたいと思いつづけ出会った遠野の曲り家を
少しずつ少しずつていねいに改修し、曲り家原型の形で住む
いまでは遠野市内に2.3軒となってしまった貴重な家。
みごとな大きさのカゴがさらりと並んでいます。
東北地方でよく使われた農作業用の背負いかごや、庄内地方の魚入れなど
数々のかごがいまでも活躍しています。
中には中川原信一さんの脱衣カゴも。
ひろい室内のそこここにこだわりの調度、オールドキリムがあり
150年ほどの歴史ある家に美しく落ち着いた空間を生み出しています。
仙台の器物家時代から使っていただいている山ぶどうのマット。
子どもの足も写っていますが;
足で踏むのでとても艶やか。
こうやって永い間暮らしの中になじんでくれるどうぐ、
これが理想的だなぁと思う瞬間です。
きゅうりとオクラの和え物が美味しすぎて作り方をきいたり、
岩手のものづくりの現状について教えていただいたり、
奥様との話もつきない朝の食卓。
大地からいただく自然と遠野の歴史ある人の営みと、
おふたりの人柄とに満たされた日々でした。
こちらの宿にご興味のある方は、紹介で宿泊可能です。
店内にてお声がけください。
夏仕事
今朝は台風一過のいい天気。
昨日
たくさん届いたトマトを
セミドライトマトに。
朝のほんの少しの時間で手軽でできるので、朝のバタバタした中でも簡単に。
仲良しの料理研究家
松見早枝子ちゃんにならって作った
セミドライトマト、
活用法も載せてくれているので
出来上がり次第料理を作るのが楽しみです。