Oct 3, 2014
出会い
長野県の上田に出かけたとき
運命の出会いをしました。
数年前
学生時代からお世話になっていた方からいただいたハトのシュガーポット。
真っ赤ないでたちがかわいくてとても気に入っていたのだけれど、
どこのものなのか聞きそびれ、
くださった方も本当に残念なことに亡くなってしまい不明のまま
シュガーポットだけをかざっていたのです。
ところが、先日上田でお蕎麦を食べ、せっかく隣だからと
たちよった池波正太郎真田太平記館の売店に真っ赤な子バトが。
あの鳩には子どもがいたのか!
と運命の出会いに感動して連れて帰ってきました。
帰宅後調べてみると、
上田では大正から昭和の初期にかけて活躍した山本鼎という洋画家が
ロシア滞在中に出会った美しい農村の工芸品に感動し、
大正8年に農村青年を対象に制作講習をはじめた「農民芸術」という運動があり、
信州の農民の長い農閑期を有効に生かし、農民一人一人の手仕事から美術作品が生まれると教育、啓蒙したそうで、
地元の木材をつかった木彫りの作品は今でも「農民芸術」の大きなジャンルのひとつなんだそう。
この鳩親子も地元の白樺の木から手彫りでつくらたれもの。
子バトとの出会いでこの作品たちがどのようなものなのかもわかり、
親子になった鳥たちはわが家にすっかり仲間いりです。
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